はじめに(Preface)
人材の流動化が盛んになるにつれて、人を巡る問題は企業の成長や発展にとって重要な課題となっている。企業を経営して行く際、会計、マーケティング、財務、情報管理といった従来の機能のみに注力するのは不十分であり、人的資源に関して今後より一層注力していくことが必要となるだろう。インターネットの普及は、企業の採用活動プロセスに大きな変化をもたらした。優れた採用活動方針を持つことは、あらゆる企業にとって成功不可欠な要素である。世界的に標準化された履歴書があれば、世界のどこにいても、あらゆる仕事に対して応募・採用活動が可能となり、個人・企業にとって非常に有益だろう。こういった標準化された履歴書は、求職者が自身を表現する上で最良のツールとなりうるし、また企業にとっても、採用する上で必要な情報を全て提供してくれるだろう。スーパー・レジュメは、今後世界で通用する標準化されたデジタル履歴書となることを目指している。

人的資源の側面において、デジタル履歴書は採用活動のあり方を変えるだけでなく、教育研修のあり方を以下のように変えていくだろう。第一に、インターネットを利用した採用活動で生じる問題点を解決してくれるという意味で、人事部は標準化された履歴書フォーマットをより利用するようになるだろう。第二に、雇用評価は意欲・才能・姿勢という3つの分野にフォーカスされるようになるだろう。そして、将来の人材開発プログラムのトレンドに乗り遅れないように、人事部は社員が知識を応用しながら問題を解決するスキルを伸ばすような能力開発プログラムに注目するようになるだろう。また、求職者も従来の履歴書がもはや時代遅れになっていると気付きだしている。人事部は書類選考や面接を行う上でより充実した情報を提供してくれるデジタル履歴書を好むようになり、従来の履歴書は不便で限定的なものになるだろう。

 

誰しもが雇用に関わる可能性を持っているので、履歴書は全ての人に関わる問題である。オンラインの履歴書は雇用の効率化を進め、雇用決定において全ての人が最良の選択をできるよう手助けするものである。

「スーパー・レジュメをどのように書き、どのように分析するか」は私の16年間の人材管理における経験に基づいている。われわれのアイデアは実社会において試され、実行されてきた。現在、スーパー・レジュメはタイのトップ5の大学の就職説明会において、公式の履歴書として採用されている。スーパー・レジュメの普及が進むにつれて、より多くの御求職者や人事幹部からの信用を高めている。スーパー・レジュメは近い将来、世界標準のデジタル履歴書になるだろう。

 私はトップガン株式会社の創業者であり、タイ・バンコクで16年間企業経営を行ってきた。私の特筆すべき業績として、「Tuk Tuk Ad」が挙げられる。これはバンコクにおいてユニークな野外広告媒体であり、広告代理店から最も広範囲に、かつ頻繁に人々が目にするメディアとして認識されている。また私はタイで初めて、8×4mの統一された広告看板ネットワークを設立した。トップガン株式会社は1986年の創立以来、広告・マーケティングビジネスを展開しており、当社の成長は人財に関する方針と採用戦略に負うところが大きい。私たちは毎年、6000人もの採用候補者を選考しており、この経験に基づき最良の社員、そして社員に最良のクオリティ・オブ・ライフを提供するために強固な採用・研修システム、また組織活動を展開している。
 
 

 


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